Samurai Bushido Channel in Japan

This blog is about martial arts in Japan and Bruce Lee.

遂にブルース・リー登場!

みんなが待ち焦がれた作品が登場します。

遂にあのブルース・リーが登場することになる!

遂に2020年「葉問4」が日本で公開されることが決定した!

香港では2019年12月に公開、日本では2020年正月予定。タイトルは、「イップマン4 完結編(原題)」となっており、まだ正式なタイトルは決定していない。イップマン(葉問)は、サンフランシスコへ渡ったブルース・リーと再会するのか?今回で最終話となるというが、果たしてブルース・リーとイップマンの関係がどのように描かれるのか気になるところである。

 

f:id:Anazon:20191006235743p:plain

葉問4

現在、ギャガの公式サイトで予告編を見ることができる。

 

なぜ葉問はブルースに指導を拒否したのか?

葉問(イップ・マン、1893年10月1日~1972年12月2日)香港の中国武術家。詠春拳の宗師として知られている。ブルース・リーが学んだ拳法ということで、後に世界でその名前が知られるようになった。アメリカに渡ったブルース・リーは、詠春拳のすばらしさに気づき後に香港に戻り、葉問に再び教えを乞うが、葉問からは「もうあなたに教えることは何もない」と指導を断られている。この話には、いろいろな説がある。本当に葉問が、教えることはないと感じて断ったという説もあれば、有名なブルースに嫉妬して教えなかったという話などさまざまである。実は、香港に戻る以前にアメリカでブルース・リーが、自宅で詠春拳の動きを鍛錬している映像が今でも現存しているが、それを見るかぎりは、ブルースは詠春拳の極意といわれる部分にかなり近づいていたことがわかる。アメリカに渡りさまざまな武道とも交流または、時には闘うことがあったブルースは、詠春拳の実戦における有効性を見抜いていたと思われる。

葉問は、ブルース・リーと再会した時に、一目見てブルースが詠春拳を自分のものにすると同時にかなりのレベルにまで到達していたことが分かったのだろう。それは現在香港で詠春拳の道場を開設し指導している師父も同じ意見であった。その動きは、ブルース・リーが創始したJKDのなかにも活かされている。JKD(ジークンドー)は、様々な武道から学んだブルースが、そのなかから実戦に使えると感じたエッセンスを融合させた技術であると言われているが、その根本には詠春拳やフェンシングなどの理論が色濃く反映されている。ブルースは、自著のなかでは日本の空手や合気道、柔道などを研究したと語っているが、それはあくまでも書籍からの部分も多く含まれていた。

その一例が、「怒りの鉄拳」の撮影で、勝プロダクションから派遣されていた勝村力に

柔道の投げ技をかけられ、まったく受け身が取れず背中から地面に叩きつけられたブルースは、そのことで撮影を数日間休むことになったのだった。勝村は、インタビューで「ブルース・リーは、柔道をほとんど知らなかったのではないか」と語っている。それを裏付けるようにテレビシリーズ「アイアンサイド」では、ゲスト出演で柔道の投げ技を指導して見せているが、どうひいき目に見ても初心者レベルの実力であることがわかる。これが、その後の「死亡遊戯」では投げ方が大きく変化しており、勝村から指導された柔道の投げ方が役立ったのではないかという者もいる。

ブルースが、幼少期に最初に学んだのが、父親から手ほどきをうけた太極拳であったがしばらくすると太極拳は実戦的ではないとの理由から詠春拳の道場に変わっているのだ

そして、この詠春拳こそブルースの基礎を築いた武術であるといえるだろう。